(イメージ:YouTubeスクリーンショット)
五毛党(ネット水軍)とは、中国における中国共産党配下のインターネット世論誘導集団を指すネットスラングである。正式名は網路評論員(インターネットコメンテーター)であり、2005年ごろまでは書き込み1件あたり5毛(0.5元)が支払われていたことからこの蔑称が名付けられた。
通常は一般人を装い、インターネット上のコメント欄やWeChat(微信)などを監視しながら中国共産党政権に有利な書き込みや摘発などを行い、また共産党を批判する人に集団攻撃をする。2015年時点で約1050万人程度いると見られている。中国政府が世論操作のためにSNSに投稿させている「やらせ書き込み」は年間4億8800万件に上回るという。
2020年に入り、五毛党の給料が上がって、1件の書き込みに対し0.8元(約12円)になった。
中国にあるインターネットコメンテーター事務所では、「五毛」たちが一生懸命SNS監視や書き込み作業に取り組んでいる。無数のWeChat(微信)ユーザーの個人情報がこのようにすべて見られている。また昼夜兼行しながら国民に対するネット監視も続けられている。