ホワイトハウスのホームページ
4月10日、ホワイトハウスのウェブサイトは、米国の納税者が支援するボイス・オブ・アメリカ(VOA)は「アメリカの敵のために語ることがあまりにも多い」と指摘した。さらに、ボイス・オブ・アメリカ(VOA)は他の米メディアよりも率先して中国共産党政権が発表した統計データを用いて米中の死亡者数の比較グラフを作成したことにも言及した。
以下は全文翻訳である。
コロナウイルス禍の最中、ボイス・オブ・アメリカ(VOA)はあなたのお金を使い外国のプロパガンダを広めている
ボイス・オブ・アメリカは、アメリカ合衆国の納税者によって支援されている世界的なニュースネットワークである。その使命は、毎年約2億ドルをかけて、世界中の人々に「アメリカの話をする」ことと、「アメリカの政策を明確かつ効果的に紹介する」ことである。
しかし、今日のボイス・オブ・アメリカは、アメリカ市民ではなく、アメリカの敵のために語ることがあまりにも多い。
コロナウイルス(訳者注:中共ウイルス)の大流行でもそうである。中国共産党の隠ぺいは、このような致命的なウイルスを世界各地に蔓延させた。
記者は事実を報道しなければならないはずだが、ボイス・オブ・アメリカは北京のプロパガンダを広めている。今週、ボイス・オブ・アメリカは中国の武漢での「都市封鎖」を世界の多くの国が模倣した成功の「手本」だと称し、ツイッターには中国共産党政権が隔離の「終了」を祝うライトショーの動画を掲載した。
さらに、ボイス・オブ・アメリカは他の米メディアよりも率先して中国共産党政権が発表した統計データを用いて米中の死亡者数の比較グラフを作成した。情報専門家は、中国共産党が発表したデータの正確性を検証することはできないと指摘している。
コロナウイルス(訳者注:中共ウイルス)に関するVOAの報道はあくまで一つの例である。昨年、ボイス・オブ・アメリカ(VOA)は、イランのジャヴァード・ザリーフ外相のツイートを大きく報じたが、当時その外相は米国に対して威嚇的な発言をしていた。また、ボイス・オブ・アメリカ(VOA)は、ロシアの反米宣伝動画をもシェアした。
ボイス・オブ・アメリカの指導的規則には、「ボイス・オブ・アメリカはアメリカを代表する」と書き記されている。第二次世界大戦中から、ボイス・オブ・アメリカは世界中の自由と民主を待ち望む聴衆のために自由と民主を推進し、その使命を全うしてきた。
それが今日では、ボイス・オブ・アメリカは、米国の納税者のお金を使って(訳者注:中国共産党政権の)宣伝を助長しているのだ。
(翻訳・柳生和樹)
原文リンク:
原文:
Amid a Pandemic, Voice of America Spends Your Money to Promote Foreign Propaganda
April 10, 2020
Voice of America is a global news network funded by American taxpayers. It spends about $200 million each year on its mission to “tell America’s story” and “present the policies of the United States clearly and effectively” to people around the globe.
Today, however, VOA too often speaks for America’s adversaries—not its citizens.
The Coronavirus pandemic is no exception. Secrecy from the Communist Party of China allowed the deadly virus to spread across the world.
Journalists should report the facts, but VOA has instead amplified Beijing’s propaganda. This week, VOA called China’s Wuhan lockdown a successful “model” copied by much of the world—and then tweeted out video of the Communist government’s celebratory light show marking the quarantine’s alleged end.
Even worse, while much of the U.S. media takes its lead from China, VOA went one step further: It created graphics with Communist government statistics to compare China’s Coronavirus death toll to America’s. As intelligence experts point out, there is simply no way to verify the accuracy of China’s numbers.
The Coronavirus story is just one example of this pattern. Last year, VOA helped highlight the Twitter feed of Iran Foreign Minister Javad Zarif while he was issuing threats against the U.S. and sharing Russian anti-U.S. propaganda videos.
“VOA will represent America,” its guiding Charter reads. And for years after its founding during World War II, VOA served that mission by promoting freedom and democracy across the world for audiences who longed for both.
Today, VOA is promoting propaganda instead—and your tax dollars are paying for it.