パンドーラーの箱(イメージ:Wikimedia Commons パブリック・ドメイン)
中共ウイルス(中国共産党ウイルス、新型コロナウイルス)が世界中で猛威をふるっており、世論は武漢ウイルス研究所が原因ではないかと疑問を呈している。あるネットユーザーは最近、「ハルビン獣医研究所の専門家は、H5N1型鳥インフルエンザウイルスとH1N1型ヒトインフルエンザウイルスを用いて、127種類の新種のウイルスを作成した」と明らかにした。このニュースは外部の関心を引き起こした。
最近、海外のSNS上では2013年の中国科学院の報道が熱く取り上げられている。その内容とは、中国東北エリアの中国農業科学院ハルビン獣医研究所の陳化蘭チームが、異なるウイルスを組み合わせることで強力なウイルスを作っていたというもの。陳化蘭チームは世界的な権威ある学術雑誌「サイエンス」にて、致命的な能力を持ちながらも人間の間では広がりにくいH5N1型鳥インフルエンザウイルスと、H1N1型人間インフルエンザウイルスを組み合わせることで、スーパーウイルスを作成したと発表した。
論文によると、このチームは127種類の新種のウイルスを作成し、その3分の2以上はマウスに対して高度の致死性を示した。さらに8種類のウイルスは空気を介して伝播し、そのうち4種類は驚くべき効率的な空気伝播能力を獲得した。
陳化蘭チームは言い訳として、「理論的には」自然界にはこのような変異の可能性があるため、自らウイルスを作っておくことで「ワクチンを予め研究しておくこと」ができると主張した。しかし、このような言い方は、世間からは一般的に疑問視されている。
ネットユーザーは台湾の生化学博士、江晃栄氏の言葉を引用して、陳化蘭氏の言い訳はデタラメだと指摘した。「127種類ものウイルスのワクチンをどうやって作るのか?わかる人はすぐに気づく。この種の研究の軍事的意義は民生的意義よりずっと大きいのだ。」
資料によると、上記研究の関連報道は今も中国科学院のホームページに掲載されている。
また、中国科学院と中国工程院傘下の「科学網」も当時、陳化蘭チームのこの研究が国際的に強く非難されたという中国メディアの報道を転載した。
報道は、イギリスの専門家の言葉を引用して、この研究がインフルエンザの予防には何の役にも立たなかったとし、「事実上、彼らは何の常識もない野心に駆り立てられている」とし、「彼らは無責任にも人間の間で感染できる危険なウイルスを作り出している」と指摘した。
同報道によると、この実験は「高度な安全レベル」の管理のもと行われたが、実際に研究を行っている実験室はレベル2の安全性しかなく、防護能力が非常に低かった。
最高レベルの実験室とはP4実験室のことだが、陳化蘭チームが実験を行った当時、ハルビン獣医研究所のP4実験室はまだ完成していなかった。
情報筋によると、湾岸戦争後、国防技術の面で米国との巨大な格差を感じた中国共産党は、いわゆる「非対称戦争」で優位に立とうと画策した。そのため中国共産党は生物兵器の研究開発に注力し、世界で最も毒性が強く、最も致命的なウイルスを研究してきた。毒性の強いウイルスであればあるほど、中国共産党の専門家が興味を示したのも、この恐ろしい計画のためなのだ。
(翻訳・柳生和樹)