2020年3月25日現在のEU / EEAおよび英国における武漢肺炎(COVID-19)の地理分布(イメージ:欧州疾病予防管理センター のホームページにより)

 武漢肺炎(新型コロナウイルス感染症、COVID-19)は世界範囲で感染が拡大する一方だ。中国本土以外では、ヨーロッパも感染の中心となった。3月22日(日)現在、ヨーロッパでは中共ウイルス(新型コロナウイルス)の影響により、15万人以上が武漢肺炎の感染を確診され、7,800人以上の死者が出た。

 ロイターの報道によると、世界範囲では305,000人以上が感染し、うち13,500人以上の死者が出たという。感染者が多い国は中国、イタリア、スペイン、アメリカ、ドイツだ。死者が最も多い国は多い順でイタリア、中国、スペイン、イラン、フランスとなっている。

 AFP通信の報道によると、ヨーロッパでは中共ウイルスで、少なくとも152,117人が武漢肺炎の感染を確診され、うち7,802人の死者が出た。今現在のデータを見ると、ヨーロッパはアジアを超え、中共ウイルスの感染が最も厳しい地域になったという。

 では各国の状況はどうか。

ドイツ

 FOXニュースの報道によると、ドイツのメルケル首相は3月20日、武漢肺炎を確診された医師と接触したことがあるため、3月22日より首相自身が自宅隔離を始めるという。

 ドイツの疾病予防管理機関ロベルト・コッホ研究所(Robert Koch Institute)によると、ドイツ全土には感染者数が2,442人増えて24,806人となっている。死者が9人増えて93人となっている。

イタリア

 3月21日のイタリア政府からの通達によると、過去24時間内に793人の死者が出て、1日当たりの死者数の過去最高記録となった。死者は4,825人となり、全世界の武漢肺炎の死亡者数の38%を占める。

 AFP通信の報道によると、イタリアの確診された感染者数は6,557人増えて53,578人となっている。

スペイン

 スペイン保健省の最新データによると、スペイン全土では、武漢肺炎の死者が一日で394人増えて、合計1,720人となっている。確診された感染者数も28,000人を超えた。スペイン政府は、国家非常事態宣言を15日間延長すると決めた。

スイス

 スイス保健庁の23日の通達によると、スイス全土で武漢肺炎が確診された感染者数は前日より900以上増えて7,014人となっている。死者も4人増えて60人となっている。

 スイスで感染が最も厳しい地域は、イタリアに隣接するティチーノ州である。同州の感染者数は合計918人となり、うち28人の死者が出た。

イギリス

 イギリスジョンソン首相は23日、武漢肺炎の感染拡大は「加速している」と民衆に警告した。イギリス政府は感染リスクが最も高い150万人に、向こう12週間は自宅にとどまるよう促した。

 イギリス保健省の最新データによると、イギリス全土では武漢肺炎で281人が亡くなり、感染者は5683人となった。

オランダ

 オランダ保健庁の23日の通達によると、オランダ全土では感染者が573人増えて4,204人となり、死者が43人増えて179人となった。

チェコ、ルーマニア、コソボ、キプロス

 チェコ保健庁は23日、チェコ全土では感染者が1047人となったと公表した。ルーマニア、コソボ、キプロスでは、初めての死者が出たという。

(編集者付記)武漢肺炎の原因となった新型コロナウイルスは中国共産党統治下の中国から由来したものであり、なおかつ中国共産党当局が真相を隠ぺいしたことにより、世界的に拡散している。武漢人、湖北人、そして全体の中国人及び全世界の人々がみんな被害者となっている。中国共産党イコール中国ではなく、中国国民を代表することもできない。従って、中国共産党の統治下に現れたこのウイルスを「中国共産党ウイルス」(中共ウイルス)と呼ぶべきであろう。

(看中国記者理翺/翻訳・常夏)