中国製のレムデシビル(Remdesivir)(イメージ:WeChatスクリーンショット)

 米国バイオ製薬会社ギリアド・サイエンシス(Gilead Sciences)が開発した「レムデシビル(Remdesivir)」は今現在、中共肺炎(武漢肺炎、新型ウイルス感染症)に確実に効く唯一の薬剤である。半月前、ギリアド社はこの薬剤を中国に無償提供し、薬剤の成分構成も中国に無償提供した。これにより、中国に薬剤の複製を可能にさせる同時に、同社は「儲けるより人の命を」と、この薬剤で儲けようと考えていないことを表明した。

 中国国内の新聞によると、2月4日、中国科学院・武漢ウイルス学研究所は、先を越してレムデシビルの中国特許権を出願した。現在、この薬剤は中国で大量生産され、「中華神薬」という名前で、イタリアまで輸出された。2月5日、ギリアド社CEOのダニエル・オデイ氏はこの件について、「我々の要務は特許権ではなく、人の命を助けることだ」と答えた。

 ツイッターのインフルエンサーの@LIFETIME 視界さんは、「中国共産党は、アメリカの薬を模造するだけでなく、先を越して特許出願をして、アメリカの製薬会社を真似する側にさせるつもりだ。中国共産党は恥知らずで無敵だ。」とコメントした。

 「中国共産党は、レムデシビルの分子式をもらったら、すぐさま特許出願をして偽造もして中華神薬と宣伝して、イタリアに輸出した。薬はなかなか効きそうだから、イタリア人は中国にめちゃくちゃ感謝して感心しているらしい。」とある中国人ネットユーザーがコメントした。

 「レムデシビルは臨床試験すら終わっていないのに、その分子式で生産された中国製クスリはすでに市場に出回っていて、イタリアまで輸出したとは」とのコメントも。

 この件は海外の中国人の間に炎上した。「今日ウィチャットで拡散した文章では『浙江省産の神薬』がイタリアに輸出されて著しい効果が出たと書いてあったが、善行を積んだギリアド社のギの文字も出ていない!なんという恥知らずだ!」「ウイルスも治療薬も盗んだ中国共産党には、盗まないものはないのか?」「恥知らずだからどうだっていいのか」

 「悲しいし、憎たらしい!『農夫と蛇』のようだな。もらったら返すのが礼儀だろう?今度また伝染病とかはやったら、アメリカは手助けをやめるかも。中華民族の希望は台湾にあるかもしれない。台湾の民主化運動は中国本土にも波紋を広げてきたらいいな。」

(看中国記者・朱莉/翻訳・常夏)