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武漢肺炎(新型コロナウイルス感染症)の流行の激化に伴い、多くの国が流行地域からの乗客の隔離・検疫を要求している。現在、世界で最も広く流通している通貨であるドル紙幣についても、米国の中央銀行に当たる連邦準備制度理事会(FRB)は、アジア各地から戻った全てのドル紙幣は市場に戻す前「隔離」するよう命じた。
6日、FRBスポークスマンが「2月21日より、12の地方連邦準備銀行は、日本を含むアジア各地から戻ったドル紙幣を、最低でも7~10日間「隔離」した後、市場に戻している」と明らかにした。ロイター通信などが伝えた。
FRBスポークスマンはまた、FRBはいつでも特定の地域から米ドルを「隔離」できるようにするため、米国疾病管理予防センター(CDC)及び国務省にコンタクトしていると述べた。
新型コロナウイルスが物を介して感染するのかは明らかではないが、世界保健機関(WHO)は既に、なるべく非接触式の支払い方法にするようアドバイスし、特に中国本土や韓国の中央銀行には、流行が深刻な特定地域から戻った紙幣は必ず消毒または破壊するように命じた。
また、肺炎を考慮しなくても、紙幣自体は実際には非常に汚れているものであり、ニューヨーク大学の研究では、紙幣から約3000種類もの細菌が検出されたと述べた。
世界中で約1兆7500億ドル(約186兆円)が流通しており、12の連邦準備銀行は、米国に戻ってくる通貨で、損傷の激しい物や偽造品などを処理した後に、国内の銀行に流通させる責任がある。
現在のところ、日本の紙幣は世界で最も清潔な貨幣と言われているが、一方で、人民元はアジアで最も汚い貨幣の中の一つであると言われています。
(翻訳・謝 如初)