(イメージ:看中国/Vision Times Japan)
中国共産党は「抗疫成功」を宣言し、公式データ上、感染の中心地である武漢で新たな感染者数が一桁になった。武漢のある医師はネット上で、これらはすべて政治操作であり、中国共産党政府は高効率かつ正確な血清学的検査の確定診断方法を全面的に停止し、方艙医院の患者は基本的な検査を受けないですべて家に返されたと暴露した。
3月14日、ネット上に武漢の「方艙医院」に滞在していた医師のグループチャットの録音が流出した。
彼は「張毅さんが母親を武漢アジア心臓病病院に連れて行って血液検査をした翌日、血液検査はすべてストップされた」と述べた。血清学的検査手段は中国第7版武漢肺炎診療方案中の確診検査手段である。彼によると、この検査はこれまでの核酸検査よりも安価で、しかもスピードが速くて正確率が高く、今では武漢肺炎を検査する「ゴールデンスタンダード」になっており、専門家たちはこれをコミュニティーに普及させるつもりだった。
上述の医師はチャットで、彼が現在知っている限り、武漢アジア心臓病病院と湖北省人民病院はすでに血液検査を停止しており、武漢はすでに全面的に停止していると推定し、同済と協和両病院も検査できなくなったと述べた。彼は「これは医学とは何の関係もなく、『政治的な診断』『政治的な治癒』だから、その背景にある理由は想像できます」と言った。
彼はまた、武漢の方艙医院のすべての患者はすでに家に返されたと述べた。恐ろしいのは、すべての人が家に返されたが、彼らはほとんど検査を行っておらず、治癒するかどうかは確認されていない。医師らが退院を許可した「狂った状態」から、「政治的な帰宅」と判断したのだ。
これに先立ち、中国メディアによると、3月2日、漢陽の方艙医院を退院したばかりの李亮さんが、再発し死亡したと報じた。中国共産党政府はすぐに情報を封鎖し、方艙医院の退院許可を停止した。しかし、しばらくしてから退院が再開された。習近平主席が3月10日に武漢を視察した当日、方艙医院の最後の患者が退院した。
(翻訳編集・柳生和樹)