アメリカ・ニューヨーク発の神韻芸術団は、昨年12月23日に名古屋で2025年度の公演の幕を開けました。以来、関東や関西の複数の都市で30回以上の公演を行い、観客から好評を博しています。1か月以上にわたる巡回公演では観客の熱気が衰えず、1月27日と28日には、約1800席を有する文京シビックホールで満席の盛況となりました。
一級建築士として東京で会社を経営する戸澤晴信さんは、1月27日に夫人とともに神韻公演を鑑賞しました。取材に対し、「Facebookで神韻の紹介を見かけ、少し見ただけでその華やかさに心を奪われ、すぐに観に行こうと決めました」と語りました。
戸澤さんは「神韻のダンスは圧巻でした。前列のダンサーも後列のダンサーも、全員が同じレベルの高さで踊っていることに驚きました」と感歎しました。「通常、センターにいるダンサーが最も上手で、その後ろのダンサーはやや劣るものですが、神韻の舞台ではすべてのダンサーの動きが完璧に揃い、一体感が素晴らしかったです」と絶賛しました。
千葉県南房総市議会議員の佐藤喜久雄さんは、1月28日の公演を観て、「神韻のダンスと音楽は洗練されており、全体の調和が見事でした」と感想を述べました。特に、神韻独自の映像スクリーン技術とダンスの融合について「非常に精巧な技術だ」と称賛しました。
また、神韻の公演で描かれた中国共産党による一般市民への弾圧について、「私は中国共産党に対して良い印象を持っていません。中国の十数億人の国民を、ごく少数の共産党員が支配しているという現実を、民主主義社会で育った私には到底受け入れがたいものです。共産党の一党独裁によって、中国の人々は多くの苦しみを強いられており、こうした弾圧は終わらせなければなりません」と力強く語りました。
在日米海軍に勤めるジェニファー(Jennifer)さんは、神韻公演のリピーターです。1月27日の公演後、取材に対し「神韻のダンサーたちの多彩な踊りがとても気に入りました。ダンサーたちは非常に才能があり、技術レベルも高いです」と語りました。また、舞台演出と背景スクリーンが見事に融合している点や、神韻交響楽団が中国伝統楽器と西洋楽器を巧みに組み合わせていることにも感銘を受けたと話しました。
さらに、神韻の演目の中で、信仰を持つ中国の人々が中国共産党から迫害を受けている様子が描かれていることについて、「いかなる理由があろうとも、宗教信仰への迫害はあってはならず、直ちに停止すべきです」と強く訴えました。
埼玉県在住の斎藤久子さんと、千葉県在住の秋楽廸子さんは親戚同士で、昨年10月にインターネットで神韻の広告動画を見かけ、ダンサーの高度な技術と美しい舞台に心を奪われました。すでに80歳を超えている二人は、「生きているうちにぜひ一度は神韻を観たい」と強く願い、一緒にチケットを購入して鑑賞しました。
神韻公演終了後も劇場ロビーは観客で賑わいました。多くの人々は記念撮影をし、神韻グッズを買い求めるなど、思い出を形に残して劇場を後にしました。
(翻訳・吉原木子)