最近、中国の多くの都市の繁華街で「ロシア商品館」が急増しています。大型の店舗から、臨時ブースまで、その形態は様々です。北京、上海、杭州、成都、深圳、重慶などの大都市だけでなく、中小都市にも数多く出現しています。

 こちらの醤油やはちみつ、粉ミルクなどは、いかにもロシアらしい商品名が目を引きます。しかし、よく見ると、これらの商品は中国国内、特に黒竜江省で生産されていることが分かります。例えば、粉ミルクはチチハル市、ロシア風豚肉ソーセージやフルーツグラノーラは牡丹江市で生産されています。さらに、インスタントコーヒーはマレーシア産となっています。