12月9日、貴州省福泉市陸坪鎮巴香坪村で20~30ヵ所の陥没が発生し、8軒の民家が深刻な被害を受けました。
ネット上の動画には、家のソファ前の床が陥没し、大きな穴ができている様子が映っています。地元の村民が「新京報」に語ったところによれば、穴の深さは少なくとも4メートルで、テーブルや他の家具が落ち込んだとのことです。「家に住めないため、9日の夜は村の小学校に一時的に避難しました」と述べています。
別の村民は同メディアに対し、2023年下半期から地盤沈下が始まり、大きいものでは幅20メートルに達し、現在村内には30以上の陥没穴があると伝えています。また、村には水がなく、地盤沈下の問題を訴えているものの、政府からの回答は得られていないとしています。
10日、巴香坪村の村幹部はメディアに対し、陥没は近くの炭鉱会社が長期間にわたり地下水を排出していたことと関係があると証言しました。この幹部によれば、2023年には陥没は1ヵ所のみで注目されていなかったが、2024年以降、炭鉱内で地下水が長期的に排出されたため、大規模な陥没が発生したと述べています。
これに対し、福泉市地松鎮の干塘辺炭鉱の関係者は、政府の調整結果に基づいて補償を行うと回答しました。
ネットユーザーからは、「やりすぎです。1つの村が破壊され、30もの陥没が発生して、どこに安全な場所がありますか?」、「補償は表面的な問題しか解決しません。深刻な問題は地下水の流れが変わり、その結果、何百年も続いた水源が枯れてしまうことです」との声が上がっています。
(翻訳・吉原木子)