中国で新型コロナウイルスの感染が再び拡大し、大型連休が終わったばかりの時期に、SNS上ではネットユーザーの悲鳴が広がっており、新変異株が「猛威を振るっている」とされています。
中国のSNSではこのほど、新変異株「KP.2」についての議論が盛んに行われています。あるネットユーザーは、「今年の新変異株は特に猛烈だ」とし、突然体の内から皮膚まで熱が出て、疲労感や倦怠感、さらには持続的な下痢に苦しんでいると語っています。
別のネットユーザーは、「9月15日から10月5日までずっと鼻水が出ていて、薬を飲んでも治らない」とコメントしています。呼吸器専門医である楊道文医師も、自身のSNSで、「新型コロナウイルスの変異株KP.2がすでに中国全土に広がっている」と発信しました。
あるネットユーザーは、感染した際の経過を次のように投稿しています。「感染初日から7日目まで、喉の乾きと痛みがあり、8〜39度の発熱、頭痛や目の痛み、喉や四肢の痛みを感じ、鼻水や咳が続き、さらに激しい咳に発展。7日目には下痢が始まり、体重が10キロも減った。」
コメント欄では、多くのネットユーザーが自身も同様の症状を経験したと書き込んでおり、下痢や嘔吐、咳が長引いていると訴えています。一部のネットユーザーは、「私も1ヶ月も咳が止まらず、何度も病院に行ったが治らない」、「今日はもう21回も下痢している」と述べました。
2019年に中国で新型コロナウイルスが発生して以来、突然死が頻繁に報告されています。特に官僚、専門家、学者、有名人の死亡が相次ぎ、いずれも比較的若い世代が多いものの、死因は「病気」や「突発的な病状」とされ、具体的な理由は明らかにされていません。
例えば、共産党員で有名な糖尿病専門医の李洪梅氏は、2024年9月19日に北京で「病気による治療の甲斐なく」59歳で亡くなりました。西南政法大学人権研究院の副教授である張祺楽氏も「病気による治療の甲斐なく」9月17日に重慶で亡くなり、享年38歳でした。また、山東大学エネルギー・動力工学学院の教授であり、博士課程の指導教官であった李海増氏も、8月29日に青島で亡くなりました。
さらに、9月6日には、浙江省杭州市である中年の配達員が路上で突然死し、最近では広州市でも別の配達員が配達中に倒れたという情報が広まっています。このような事件は一時的に人々の間で大きな関心を引きました。一部のネットユーザーは、「すべて新型コロナウイルスのせいだ」と主張しています。
(翻訳・吉原木子)