天津浜海国際空港での未確認飛行物体による妨害で、多数のフライトが影響を受けた後、9月24日の夜、湖北省宜昌市の三峡国際空港でも同様の事件が発生し、複数のフライトが遅延や目的地変更を余儀なくされました。

 中国のSNSには、多くのネットユーザーが24日の夜、三峡国際空港の上空に不明な発光体が出現し、ドローンが空港の飛行禁止区域に侵入して、フライトに支障をきたした可能性があるとの動画を投稿しています。この影響で、複数のフライトが遅延し、目的地変更を余儀なくされました。

 ネットユーザーが投稿した「三峡国際空港のフライト情報」によると、当夜20:10のフライトは正常に着陸したものの、22:00以降に到着予定だったフライトはすべて目的地変更となりました。さらに、23:55に搭乗予定だったフライトは、25日未明の2時頃になってようやく搭乗が完了しました。

 三峡国際空港のスタッフは25日、24日の夜9時頃から安全上の理由により、フライトが正常に運行されなくなり、一部のフライトがキャンセルされ、また遅延や目的地変更が発生したと認めました。

 これに先立ち、9月11日の夜にも天津浜海国際空港でフライトが大規模に遅延し、3,000人以上の乗客が影響を受け、この事件はネット上で大きな話題となりました。

 多くのネットユーザーは「背後には絶対に何かがある。一度なら偶然かもしれないが、二度は偶然ではない」、「もし本当にドローンだったら、既に対策されているはず」と推測しています。また、「空港区域ではドローンは飛べないはずなのに、どうやって飛んだのか?私の家は三峡空港の飛行禁止区域内にあるが、私のドローンは全く飛べない」と疑問を呈したネットユーザーもいます。

(翻訳・吉原木子)