法輪功学習者のパレード(写真撮影:看中国)

 日本の法輪功学習者たちは9月15日午後、名古屋の繁華街で大規模なパレードを行い、中国共産党による、法輪功学習者に対する25年にわたる残酷な迫害に抗議しました。中国共産党に対し、直ちに迫害を停止し、不当に拘束された法輪功学習者を全て釈放するよう求めました。

 

 

 7月20日、日米欧主要国の議員が参加する国際議員連盟「IPAC」は中国共産党に対し、法輪功学習者への迫害を「直ちに停止」するよう強く求めました。声明では、拘束された法輪功学習者が拷問を受け、臓器を強制摘出されていると指摘しました。

 日本で働く中国人女性の張一文(ちょう いちぶん)さんの母親は今年4月11日に中国共産党によって拘束されました。張一文さんは、中国共産党に対し、母親を含む全ての法輪功学習者の即時釈放を求めています。

 日本在住の劉希月さんも、中国共産党によって不当に拘束された法輪功学習者である妹の劉聡(りゅう・そう)さんの釈放を求めています。劉聡さんは7月12日に自宅で拘束され、現在は遼寧省葫蘆島市の拘置所に拘束されているといいます。

 今年6月25日、アメリカ議会下院は『法輪功(ファールンゴン)保護法案』を全会一致で可決しました。法案では、中国共産党に対し、法輪功への迫害を直ちに停止することを要求し、アメリカ政府に対して中国共産党の強制臓器摘出の停止を求めています。さらに、中国での強制臓器摘出に関与し、協力した者に制裁を科すことも求めています。制裁内容には財産の凍結、入国禁止、経済制裁、刑事罰などが含まれます。

 法輪功は1999年までにおよそ1億人の愛好者がいたと言われていますが、当時の最高権力者だった江沢民は徹底的な弾圧を命じました。国営メディアや教育機関ではプロパガンダを流し、法輪功に関する誤った情報で国民を洗脳しました。さらに、外交官や国際放送を通じて、プロパガンダを全世界に広めました。

(文・黎宜明/動画と写真撮影・唐木 衛)