四川省成都市で最近、大規模な抗議活動が発生し、数千人の市民が警察や城管と対峙し、城管の暴行を受けた露天商を支援するために集まりました。市民たちは、負傷した露天商の治療と拘束された露天商の解放を要求しました。最終的に、警察は市民の要求に応じました。

 複数の目撃者によると、19日午後5時ごろ、成都市双流区で衝突が発生しました。城管が露天商を追い払う過程で、1人の露天商が負傷し、もう1人の露天商には手錠をかけて連行しようとしたため、警察が現場に呼ばれました。

 この行動は、現場にいた市民たちの強い不満を引き起こしました。多くの通行人が迅速に集まり、城管の車両を囲み、負傷した露天商の治療を要求し、警察に拘束された露天商の即時解放を呼びかけました。しかし、暴行を加えた城管は負傷した露天商を治療しようとはせず、警察ももう1人の露天商をすぐに解放する意図はなく、混乱に乗じて逃走しようとしました。

 城管と警察の行動は、市民たちを激怒させました。現場にいたネットユーザーによると、現場にいた市民の数は最終的に数千人に達しました。市民たちの強烈な抗議の下で、警察は最終的に拘束された露天商を解放しました。

 露天商は解放された後、パトカーの屋根に登り、手錠をはめた腕を振りながら、城管の暴行に抗議しました。この行動は現場の市民の熱狂的な歓声を呼び起こし、抗議活動は頂点に達しました。

 最近、全国各地で大規模な抗議活動が頻発しています。この前、住宅地の警備員がフードデリバリー 配達員に土下座させたことで大規模な抗議活動が発生したほか、他の地域でも同様の集団抗議が発生しています。

 8月19日、河北省唐山市の鑫晶特鋼(しんしょうとっこう)有限公司は、操業停止と移転に伴い、労働者への補償を行わなかったため、多数の労働者が集団抗議を行いました。

 同日、比亜迪(BYD)の子会社である浙江省紹興市(しょうこうし)の弗迪電池(フツテキでんち)では、一部の労働者が賃金削減に抗議し、ストライキを起こしました。

 8月18日、甘粛省広河では、タクシー会社が車両保険を購入せず、不合理な罰金を科し、契約を遵守しなかったことに対して、全てのタクシー運転手が不満を抱き、集団ストライキを行いました。

(翻訳・吉原木子)