中国三中全会後、中国の政局は引き続き動揺しています。7月30日、湖南省婁底市新化県で、陸橋に横断幕が掛けられ、「自由と民主を求める」と反習近平のスローガンを拡声器で流す事件が発生しました。

 7月30日夜、Xに投稿された動画によりますと、湖南省婁底市新化県の陸橋に横断幕が掛けられ、「自由を、民主を、投票権を求める!独裁者習近平を罷免しよう」と拡声器で大声を上げていました。現在、抗議者の安否は不明です。

 これに対し、多くのネットユーザーが「勇気は称賛に値します。しかし、国内の皆に無駄な自己犠牲を勧めることはできません。夜暗い時こっそり横断幕をかけ、自分を守ることができるはずです」、「「このような行動は、間違いなく中国共産党の統治への直接的な挑戦であり、独裁体制下で長い間抑圧されてきた民意の発露でもあります。皮肉なことに、中国共産党は『人民のために奉仕する』と自称していますが、真の民意に直面すると、迅速に弾圧します。今回のことは叫び声であるだけでなく、体制の偽善と恐怖を映し出す鏡でもあります。人民の声は、結局のところ長期間抑え込むことはできません。」とコメントしました。

(翻訳・吉原木子)