最近、上海では連日の高温が続いています。4日、上海徐家汇気象観測所で38.4℃が記録され、これは当日中国全土の2421の国家級気象観測所の中で最高温となりました。上海市の高架道路の路面が7日、ボコッと盛り上がる現象が現れ、渋滞が発生しました。上海市道路運輸事業発展センターのスタッフによると、連日の高温により路面の鉄筋が熱で変形したとのことです。

 ネット上で出回っている動画には、上海内環高架道路の路面が変形し、車両が走行する際に絶えず揺れて、渋滞が発生している様子が映っています。

 上海市道路運輸事業発展センターのスタッフによると、主な原因は連日の高温により橋面の鉄筋コンクリート舗装層が熱で膨張し、舗装層内の鉄筋が熱で変形し、内部応力が集中して解放された結果、路面が盛り上がったとのことです。

 別の動画では、高温のためにアスファルトが溶け、車両が通過するとアスファルトが車輪に付着する様子も確認されました。

 中国中央気象台は8日に高温黄色警報を発表し、上海などの地域では最高気温が39℃に達する見込みで、浙江省中部の一部地域では40℃を超える可能性があると警告しました。

 上海市民の中には「本当に暑くてたまらない」と訴える人もおり、「スーパーで買ったばかりのチョコレートが数分で溶けてしまい、しかもまだ熱い」と話す人もいました。

 そのほか、7月はちょうど中国の子供たちの夏休みの時期で、多くの親が子供たちをディズニーランドに連れて行っているが、高温のために多くの観光客が熱中症になっています。あるネットユーザーは「暑すぎて木陰でも汗だくになり、こんな天気では、チケットをただでくれても、二度と来たくない」と投稿しています。

(翻訳・吉原木子)