7月2日、中国の多くの地域から退役軍人が北京に集まり、政府が約束した福利厚生を受け取れなかったために陳情を行いました。

 7月3日、中国の有名な俳優である孫海英氏がXに動画を投稿し、「2024年7月2日、全国各地の退役軍人が適切に配置されていないため、多くの人が北京に陳情に来ました!」と述べました。

 動画には、様々な軍服を着た大勢の人々が長い列を作って道路を埋め尽くしている様子が見られます。退役軍人の手に持つ旗には「青春を国防事業に捧げた」と書かれており、旗には出身地も記されています。

 Xのユーザー「羅翔」は、「多くの退役軍人は政府によって地方の仕事に配置されましたが、地方政府の一部の官僚は家族を退役軍人に偽装させて仕事のポジションを取得し、実際の退役軍人は失業しました」と述べています。

 北京の国家信訪局はいつも人で溢れていますが、現在は退役軍人だけでなく警察官も陳情しています。

 今年の3月25日、北京の国家信訪局の前で、複数の警察官が警察服を着て陳情している様子がネット上で話題になりました。

 別の動画では、遼寧省葫蘆島市公安局の警察官が仕事で負傷し、実名で助けを求めている様子が映っています。彼は多年にわたる労災治療費が払い戻されず、北京に家族と一緒に陳情に行った際、陳情阻止者によって粗暴に扱われました。

(翻訳・吉原木子)