中国メディア「澎湃新聞」によると、中国「客家第一の祠」とされる福建省竜岩市上杭県官田李氏の大宗祠が集中豪雨に見舞われ、広範囲に倒壊しました。宗祠の関係者によると、崩壊は16日未明に発生し、主に宗祠の両側にある客室が大部分崩壊しました。昨年修繕のために経費をかけたばかりであり、今回の被害は非常に残念です。

 「今回の雨は非常に急激で、持続時間も長かったです」とその関係者は述べました。15日は一日中雨が降り、16日未明の午前4時頃に宗祠の崩壊が発見されました。現在、中庭の3棟の建物はまだ立っていますが、両側の客室が最もひどく損壊しています。現場は封鎖されており、立ち入りが禁止されています。多くの文物が崩壊した建物内に埋まったままです。

 公開された資料によると、官田李氏大宗祠は敷地面積5600平方メートル以上で、清の道光16年(1836年)に建てられました。李氏の子孫が福建に移住した祖先である李火徳を記念して建造したもので、福建省最大で最も保存状態の良い宗祠の一つです。また、中国の客家地域で最も影響力のある宗祠の一つとして、「客家第一の祠」と称され、第七次全国重点文物保護単位に指定されています。

 この記事のコメント欄には、多くのネットユーザーが不満を表し、「洪水のせいにするな。先祖が建てた建物は何度も洪水を耐え抜いたのに、今や修繕するたびに崩れやすくなる」、「修繕しなければあと数百年は持ちこたえたのに、修繕した結果、すぐに崩壊してしまった」と揶揄しましま。

(翻訳・吉原木子)