中国北部の多くの地域では高温と干ばつが続き、河南省、山東省、安徽省などでは農作物が極度の水不足に陥り、酷暑で亡くなる人も出ているほどです。

 河南省の地面温度がアリを焼け死にさせるという動画が最近ネットで話題になっています。動画では、一人の男性がスイカの皮を手に持ち、それにアリがたくさん這っているのを見せながら、「この暑さを見てください。河南の温度がどれほど高いか」と話しています。

 そして、男性はスイカの皮を地面に投げ捨てました。スイカの皮が地面に落ちると、上にいたアリが地面に振り落とされます。それらのアリは数秒間素早く這い回った後、動かなくなります。資料によると、アリの最高耐熱温度は約40℃で、60-65℃では瞬時に死んでしまいます。

 中国気象局の情報によると、先週の6月9日から、中国の多くの地域で35℃から39℃の高温が続き、一部地域では40℃を超えています。河南省の一部地域では路面温度が60℃以上に達しています。

(翻訳・吉原木子)