中国で確認された最初の新型肺炎の症例(イメージ:Wikimedia Commons / Cypp0847 CC BY-SA 4.0)
新型コロナウイルスは武漢から急速に中国及び世界24カ国に蔓延し、国内、海外から中国共産党政府を批判する声が益々高まっている。先日フランスの新聞紙が「圧力の下の中国」という特集号を発表し、今回の疫病により痛い目に遭った中国共産党の体制の欠陥を掲示した。
2月4日、フランスの新聞紙『ラ・クロワ』(La Croix)には、Dorian Malovicとの署名入りの文章を掲載し、中国共産党は安定維持、及び真相が暴露されることに対する恐怖心により、衛生措置の実施を延期したと指摘した。中国国民はソーシャルメディアで怒りが爆発している、一方、中共官僚は相変わらず自分の国際的なイメージが損なわれることだけに懸念している。
当該記事によると、疫病が急速に広がっているにもかかわらず、中国共産党当局現在の第一任務は依然とした政治的な安定を維持すること。
新型コロナウイルスの感染者は去年12月に初めて発見された以来、中国共産党当局は人に感染することはなく、予防できると一貫して宣伝してきた。今年1月20日に習近平氏、李克強氏が公開発言してから、中共当局が公表した感染を確診した人数が急上昇した。
武漢市及び近隣地域の住民6000万人は既に10日以上隔離されており、2月3日(月)に僅か10日間で竣工した1000人収容の現地病院(火神山医院)が緊急開業した。中国共産党は「民主国家より共産党の統治が効率的だ」と意図的に宣伝している。
それに、カリフォルニアのクレアモント・マッケナ大学の漢学者裴敏欣氏は、「事実は正反対だ」と分析し、「共産党は今回ウイルスによる被害の主な責任者だ。」と主張した。同氏によれば、「コロナウイルスは中共の独裁統治の病気」である。すなわち、その不透明性に基づく社会審査及び社会統制の一党制政権がこれらすべての災難をもたらしていると示した。
(翻訳・柳生和樹)