最近、一部のネットユーザーはSNSで、会社からリストラされたとの情報を暴露しました。深圳の大手不動産会社が3時間で全従業員を解雇し、いかなる業務引継ぎも行わなかったとのことです。

 中国メディア「毎日経済新聞」の報道によると、今回のリストラが関わるプロジェクトは、深圳龍華区に位置する天湖島花園(てんことうかえん)で、関連会社は中泓(ちゅうこう)投資集団有限公司(略称:中泓投資)と深圳市瀅水(えいすい)不働産開発有限公司(略称:瀅水不働産)です。

 6月11日午後、中泓投資と瀅水不働産のオフィスビルの前で、マーケティング、エンジニアリング、財務、現場管理などの元従業員、及び一部の施工業者が集まって抗議していました。

 しかし、会社の全従業員がほぼ全員解雇されたため、対応する人が一人もいません。

 瀅水不働産の元従業員である劉さんは、会社の約40人の従業員がほぼ全員解雇されたと述べています。「5月末に突然、会社から通常の給料よりもはるかに高い金額が支給されました。後になって会社に行って、入り口に掲示されたリストラ通知を見て初めて知りました。これは会社のいわゆる経済補償額で、他の同僚も同じ境遇で、仕事の引き継ぎをしない状況で、リストラされました」

 なぜ会社が突然ほぼ全従業員を解雇したのかについて、瀅水不働産と中泓投資の責任者はまだ説明していません。今のところ、プロジェクトの後期開発計画や施工会社の借金をどのように返済するかなどの問題はまだ明らかになっていません。

 公開された資料によると、天湖島花園の開発会社は深圳市鵬宝東(ほうほうとう)不働産発展有限公司で、2023年11月29日に販売許可証を取得し、販売されている主な間取りは124平方メートルの四部屋で、その当時の平均販売価格は1平方メートルあたり7.5万元でした。

(翻訳・吉原木子)