中国の経済はさらに悪化しており、首都北京ですら政府が公務員に給料を支払うために、借金をしなければならないという珍しい現象が現れています。
北京市民の李さんは最近、新唐人の記者に対し、北京では賃金未払いと減給が常態化していると語りました。「一部地域ではバスの運転手の給料が支払われなくなり、他の地域では清掃労働者の賃金も支払われなくなっている。私の住んでいる区でも、公務員の給料が支払われなくなり、政府は他の区や県から借金して自分たちの公務員に給料を支払っている状況だ」と述べました。
李さんは首都の財政がこれほど厳しいのは恐ろしいことだと述べました。「私の住んでいる区には韓国の現代自動車の工場があるが、今では正式な社員を募集せず、全て派遣社員だ。大企業も小企業も、民営も公営も、どれも正常に運営できる環境がなくなっている」
中国の政治経済の中心である北京でさえこのような状態ならば、他の都市はさらに厳しい状況にあります。最近では「軽率に退職しないことを勧める」という話題が多くの人々に討論されています。あるネットユーザーは、「今年は経済が最悪の年で、パンデミックの時期よりも悪い。どれほど悪いかと言うと、先週行ったばかりのレストランが今週にはもう倒産した。今ではどのレストランに行っても、来週まだ営業できるかなと心配している」とコメントしました。
(翻訳・吉原木子)