中国の電気自動車メーカーである比亜迪(BYD)は、第1四半期の純利益は前の四半期に比べて大幅に落ち込みました。純利益は前期比47%以上減少しました。電気自動車の需要の減少と激しい価格競争により、比亜迪の収入成長はここ4年来の最低レベルにまで落ち込みました。

 比亜迪が29日に発表した報告書によると、第1四半期の純利益は45.7億元(約990億円)で、前年同期比10.6%増加しましたが、前四半期(2023年第4四半期)と比較して47.33%減少しました。会社の収益は1,249億元(約2.7兆円)で、前年同期比でほぼ4%増加しましたが、前四半期と比較して30.6%減少しました。

 収入と純利益の減少の主な理由の一つは、販売数が減少したことです。比亜迪がこの前に発表したデータによると、第1四半期の販売台数は626,263台で、前年同期比で13.44%増加しましたが、2023年第4四半期と比較して33.71%減少しました。

 ロイターの報道によると、価格戦争も利益減少の要因の一つです。中国の価格戦争は長期にわたり、ますます激しくなっており、40以上の自動車ブランドが参加しています。

 ゴールドマンサックスが最近発表した研究報告では、今年の中国の新エネルギー自動車の単位利益は2023年を下回ると予測されており、さらに値下げすれば、業界の収益力がマイナスに転じる可能性があると述べました。

(翻訳・吉原木子)