最近、広東省で多くの死傷者が出るほどの大洪水に見舞われました。4月23日と24日に、長江防洪指揮部と黄河水利委員会はそれぞれ、今年の洪水期に長江の中下流域および黄河の中下流域で大規模な洪水が発生する可能性があると警告しました。

 黄河水利委員会は24日、今年の洪水期に黄河流域の中下流域の降雨量が通常より20%から50%増加すると予測し、その結果、黄河の中下流域で大規模な洪水が発生する可能性があると述べました。委員会はまた、干ばつと洪水が同時に存在し、急激に変わる異常性と不確実性が強まっていると強調しました。

 長江防洪指揮部は23日、今年の洪水期に長江流域の洪水が干ばつよりも深刻になると予測し、特に長江中下流域および洞庭湖と鄱陽湖で大規模な洪水が発生する可能性があるとしました。6月から8月の洪水期には、長江上流の降雨量が通常よりも5%から10%多く、中下流域は10%以上増加し、特に中流域近くでは20%以上の増加が見込まれます。

 長江中下流域および洞庭湖と鄱陽湖で洪水が発生する可能性がある一方で、金沙江の中下流域では干ばつが発生する可能性があります。
太湖流域管理局は23日、太湖流域の南東部および錢塘江流域の南部と閩江の北部では、降水量が通常の20%から50%増加すると述べました。洪水期には「北部多雨、南部少雨」という特徴を示し、台風の影響も顕著で、高温日が多い状況が見られます。

(翻訳・吉原木子)