(イメージ / Pixabay CC0 1.0)
手が痺れた時、ちょっと振ったり、ストレッチしたりしてたら、症状が収まったことはありませんか?ほとんどの人は「痛み」に敏感で、身体のどこかが痛むと医者さんに見てもらうことにしますが、「痺れ」については、大したことないと思い、放置する人が多いでしょう。
多くの人は手の痺れを感じたことがあります。特に長時間同じ姿勢を保ったまま、なおかつ片方の腕に体重を乗せていると、「痺れ」ることがあります。さらに、アリが這っているような感覚を覚えるかもしれません。これは血流が妨げられたときの正常な感覚です。
しかし、高齢者の場合、常に手の痺れるを感じるのであれば要注意。これはもしかしたら体からのSOS信号かもしれません。以下のような可能性があると言われています。
1、糖尿病
血糖値が高い症状を長期的に放置し、治療を行わない場合、神経末梢及び血管に傷害を与えてつつ、周囲の神経が病変してしまうまで至る恐れがあります。このような患者は、初期に異常な手部麻痺、刺されるような痛みを感じるといいます。そして「過食」、「尿液が多く出る」、「水分需要量が増える」にも関わらず、体重が急激に減るという症状が発生します。
2、頸椎病
高齢者は関節病が多発します。その中でも頸椎病は特に多発する病気の一つです。
頸椎が病気になると、突出する頸椎間板は血管と神経に圧迫することになり、特に近くにある頸神経の根元を圧迫すると、指が痺れる症状が出て、頸部の痛み、頭痛などの症状も出ます。
3、脳卒中
高血圧と高血脂肪を長期的に患っているお年寄りにとって、脳卒中は発生しやすい病気となっています。脂肪類物質が血管の壁にたまることによって血管が詰まってしまいます。血液が脳に充分に流れ込まないと脳が酸欠状態になり、中枢神経に影響を及ぼし、片側の手の麻痺や顔面神経失調により顔が歪んで言語機能が正しく発揮できないなどの症状が出ます。早く治療しないと急死する可能性もあります
4、末梢神経炎
年齢の増長に伴い、全身の臓器機能が退化します。特に消化機能が著しく老化し、栄養吸収能力が低下する状況がよく発生します。もし自身が食生活に気にしない場合、栄養不良になりやすくなります。過度なビタミンB1の欠けは末梢神経炎を引き起こす恐れがあり、これも手の痺れの主な原因の一つです。
5、痛風
研究データによると、およそ1%の手の痺れる患者は痛風と関係するとわっていることがわかっています。痛風は尿酸が関節や神経に異常に蓄積し、尿酸結晶を形成することにより関節炎を起こす疾患です。これらの結晶は神経を圧迫しやすく、結局足や手の痺れなどを起こすことになります。
注意喚起:四肢が圧迫されていない状態で常に手の痺れを感じやすい症状がある場合は要注意、病気の前兆かもしれませんので、早めに診察を受けてください。
(翻訳・Jerry)