中国の全国両会(全国人民代表大会と中国人民政治協商会議全国委員会会議)が北京で開催されている中、江蘇省張家港市政府庁舎が爆破され、江蘇省公安庁のビルが火事になったという情報がネット上で出回っています。

 江蘇省張家港市で7日朝、政府庁舎で爆発が発生しました。現場の写真によると、庁舎の入口のガラスとドアフレームが大きく損傷しているのが確認できます。「袁剣虹」と名乗る人物が、政府庁舎を爆破したと主張しています。

 ネット上で出回っているあるチラシの写真には、「張家港市政府庁舎は私が爆破した。私は腐敗官僚の懲罰、私の工場、家の返還を要求する。自首を待っている」という内容が書かれており、日付は「2024年3月7日」となっています。

 公開された資料によると、袁剣虹氏は張家港和昇数控機械製造有限公司の法人代表です。この会社は2003年に設立され、業務範囲は曲げ機、切断機、溶接機などの製造、加工と販売に及んでいます。

 一方、同日午後、江蘇省公安庁のビルから煙が上がる動画がSNSで出回っています。江蘇省公安庁の公式ウェブサイトでは関連情報が掲載されておらず、中国メディアも報道していないが、地元のネットユーザーは実際に火事があったと暴露しました。

(翻訳・吉原木子)