(イメージ:香港警察暴行の事件簿データベースのホームページ)

 香港で新型肺炎に関する偽りの情報を流した疑いで、デパートの警備員が逮捕されたことが、4日午後香港警察の公式フェイスブックにおける投稿で明らかになった。

 同投稿によると、逮捕された男性はSNSや無線電話で虚偽の情報を送ったという。複数の従業員が発熱したり病欠になったり、疫病の流行を誇張し、パニックを起こさせようとした。

 警察はネット掲示板で、逮捕された男性を「デマ屋」と称し、さらに「他人に不必要な心配を起こさせないように偽りの情報を出してはいけない」とし、「偽りの情報は迷惑であり、みんなで心を一つにして疫病に抵抗すべきだ」と呼びかけた。

李文亮医師(ネット写真)

 1月初めにも、武漢警察がデマを流したことで8人を逮捕した。8人は疫病に関する情報を公開しないことを約束してから、釈放された。その後、この8人が実は武漢での感染を最初に公表した医師であることが明らかになった。8人の中の李文亮医師は1月中旬武漢肺炎に感染し、2月6日夜死亡した。

新型肺炎を最初に警告した李文亮医師死去 「情報封鎖でウイルスがさらに拡散」:

(翻訳・柳生和樹)