中国の経済は持続的に低迷しており、社会に大きな衝撃を与えています。最も影響を受けているのは、社会の底辺にいる人々です。中国の新年後、帰郷した出稼ぎ労働者が次々と都市に戻って、仕事を探し始めましたが、就職が難しく、給料も低く、一部の出稼ぎ労働者の給料は3年前の同期と比べて3分の1減少しています。
広東省、浙江省、江蘇省などの製造業が盛んな省では、仕事を求める出稼ぎ労働者が大量に現れました。彼らは通常、最初に駅周辺で集まり、仕事の情報を求め、次に近隣の町や村に向かいます。労働供給が需要を上回る状況で、これらの出稼ぎ労働者は給料が増えるどころか、減少する苦境に直面しています。
浙江省で照明製品の生産と輸出を手がける徐さんは、「今年の労働者募集は難しくありません。輸出の注文が減少し、大量の出稼ぎ労働者が都市に入ってきて、労働者の数が会社の需要を超えています」と述べました。
広州市のある人材募集機関の職員は、供給過多の状況下で、今年の深センと東莞の臨時労働者の時給は、3年前の同期と比べて約3分の1減少し、18元~19元になりました。人材需要低迷の原因は、現地工場の海外移転と企業がコスト削減を図っていることにありますと述べました。
(翻訳・吉原木子)