四川省カンゼ・チベット族自治州徳格県のチベット人は最近、金沙江に建設予定水力発電所の計画に抗議するため何度も抗議デモを行いましたが、地元政府による大規模な逮捕に遭いました。
ラジオ・フリー・アジアの報道によると、徳格県は金沙江に水力発電所を建設する計画をしています。この水力発電所は、6つの寺と2つの村を移転させ、2000人以上が影響を受けることになります。
300人を超えるチベット人が2月14日、德格県政府庁舎の外で抗議デモを行いましたが、100人以上の抗議に参加したチベット族の僧侶と民衆が地元政府によって次々と逮捕されました。
地元のチベット族の人々によると、警察は水砲、催涙ガス、スタンガンなどを使用して、民衆を弾圧し、多数の人が負傷して病院に運ばれました。
その後、地元政府は全ての主要道路を閉鎖し、村や寺院に対して厳重な監視を行い、外界との通信も制限しました。
(翻訳・吉原木子)