中国の不動産業界が危機に瀕し、大量の未完成物件が現れました。最近、長春市のある不動産業者が動画で泣きながら述べたところによると、建物がずっと完成できない原因は地元の暴力団にあるとのことです。
吉林省長春市のある不動産業者が15日、動画を投稿し、未完成物件「聖海翠湖園」の開発業者である姜雲華と名乗っていました。彼は動画の中で涙ながらに、「私は長春に投資に来た姜雲華です。2011年、私は長春市朝陽区で『聖海翠湖園』の投資開発を行い、2016年には基本的に完成しました。しかし、現在購入者はまだ正常に入居できていません。皆さんに申し訳なく思っています。私は心が痛みます。原因は長春の暴力団です。彼らは工事現場を封鎖し、オフィスを破壊し、聖海の物件を奪い取りました。彼らは私を脅迫し、強制的にローンを組ませ、高額な利息を要求しました」と述べました。
男性はまた、「彼らは暴力的にみかじめ料を徴収し、私から5億元(約105億円)以上を奪い取りました。これは小銭ではありません。どなたか助けてくれませんか。彼らのように暴力的で市場を支配する暴力団を誰も制御できないのでしょうか?私はこれらの購入者にどう説明すればいいのでしょうか。私一人では暴力団には勝てません。誰かが助けて、これらの購入者が正常に入居できるようにしてください。どうか、お願いします」と助けを求めました。
この動画は大量のネットユーザーの注目を集め、多くのユーザーが地方政府の不作為を非難しました。また、一部のネットユーザーは5億元を恐喝する勇気があるということは、背後に強力な後ろ盾がある証拠であり、地方政府こそこれらの暴力団の保護者である可能性があると指摘しました。
現在、この動画はすでに当局に削除されました。
(翻訳・吉原木子)