最近、複数の市場調査機関が発表したデータによると、北京市のオフィスビルの空室率が再び上昇しています。その中の一つのデータによると、2023年末の北京のオフィスビルの空室率は20.4%に達し、賃料も大幅に下落しているとのことです。
市場調査機関サヴィルスのデータによると、2023年第4四半期末時点で、北京の甲級オフィスビルの空室率は20.4%であったとのことです。
財新網の報道によると、北京のオフィスビルの空室率は2021年第4四半期から持続的に上昇しており、賃料も下落しています。現在の空室率は過去13年間で最高です。
クッシュマン・アンド・ウェイクフィールドのデータによると、2023年第4四半期末時点で、北京の甲級オフィスビルの賃料は「300元」代から「200元」代に下落し、平均は297.9元/平方メートル/月となりました。賃料の下落幅が最も大きかったのは中関村と望京酒仙橋の商業地区で、それぞれ前年比で8.3%と7.7%の下落でした。
また、2023年の第1~第3四半期における北京の甲級オフィスビルの平均賃料は、それぞれ月当たり321元/平方メートル、316元/平方メートル、312元/平方メートルでした。
コリアーズインターナショナル北京支社のマネージングディレクターである李娟氏は、空室率が20%の高水準で維持されれば、賃料の圧力はより大きくなり、さらに下がる可能性があると述べました。
(翻訳・吉原木子)