過去1年間に、中国から脱出する人々の数が記録的な高水準を更新し続けています。昨年11月まで、米国は3万人以上の不法入国中国人を捕まえました。
2022年から、アメリカ南西部の国境を密入国する、いわゆる「走線(ソウセン)」と呼ばれる中国人の数が急増しました。昨年には前例のないレベルに達しました。米国政府のデータによると、2023年11月まで米国国境警備隊はメキシコから不法にアメリカに入国した3.1万人以上の中国人を捕まえました。これは、過去10年間の年平均約1,500人と比べて大幅に増加しています。
多くの中国人がアメリカへ「走線」する際には、まず南米の国々、例えばエクアドルやコロンビアなどに一時的に滞在し、そこから困難な陸路の北上を開始します。
「走線」の旅は、強盗に遭遇するなど安全リスクに直面するだけでなく、少なくとも5,000ドルの高額な費用がかかります。これには、アジアからエクアドルへの航空券、宿泊費、公共交通費、中米の密林を越えるための案内料などが含まれます。
このように困難にもかかわらず、ますます多くの中国人が共産主義の中国からの脱出を試みています。
(翻訳・吉原木子)