ブルームバーグは6日、中国共産党(以下、中共)ロケット軍に関する記事を発表し、過去2日間で世界中のメディアに転載されました。
ブルームバーグのこの報告では、米国の情報システムからの情報によると、今年、中共は自国のロケット軍における深刻な腐敗問題に対して大規模な粛清を行ったとされています。報告書は二つの重要な腐敗問題に焦点を当てています。その一つは、中共ロケット軍の戦略核ミサイルの燃料貯蔵タンクに燃料ではなく水が貯蔵されていたことです。もう一つの問題は、中国北西地域にある中共の戦略核ミサイル格納庫において、効果的な発射を可能とするようにはふたが機能しないことです。
習近平はこの情報を知った後、激怒し、直ちに調査を命じました。
米国に在住する時事評論家の唐靖遠は、自分のYoutubeチャンネルでこの件について深く分析しました。今回の中共によるロケット軍の粛清は、現任および過去2代のロケット軍司令官から始まり、元中共装備部部長で現国防部長の李尚福に及び、その後、各軍工企業の最高層の幹部にまで及びました。今回の粛清の範囲がこれほど大きい理由について、唐氏は中共ロケット軍の腐敗は最近に始まったことではなく、10年以上にわたって継続していると考えています。同氏はまた、これは中共軍の腐敗が一般人の想像をはるかに超えていることを示していると強調しました。
習近平がロケット軍のこの深刻な腐敗問題を発見したきっかけについて、唐氏は習近平が台湾への侵攻を準備しようとする可能性が高いと分析しています。
また、「希望之声」7日の報道によると、最近アメリカの商用衛星が撮影した画像は、中国新疆南部のタクラマカン砂漠内に、米軍フォード級空母の甲板と艦橋を模した射撃場が出現したことを示しています。甲板上の4つの電磁カタパルトの軌道位置も同じです。中共のこの新しい射撃場は、2023年11月に建設されました。唐氏は、これは中共が台湾侵攻時に米軍との全面戦争に本気で備えていることを示していると考えています。
(翻訳・吉原木子)