出生人口の急速な減少に伴い、中国では大量の幼稚園が閉園しています。中国で人口の最も多い県である臨泉県では8月までに50の幼稚園が閉園し、全県幼稚園の11.8%を占めています。
中国メディアの報道によると、安徽省阜陽市臨泉県は中国で最も人口が多い県で、2022年の人口数は229.3万人に達しました。
臨泉県当局によると、今年8月までに、地元の50の私立幼稚園が閉園し、全県の11.8を占めるといいます。
そのうち、12園は2021年以降に開園されたばかりもので、開園から1年も経たずに、閉園することから、地元の幼稚園の園児募集が深刻な状況であることが示されています。
臨泉県当局が2月に発表したデータによると、全県の2023年の幼稚園児数は5万8243人で、前年比9.2%減少し、4年連続の減少となり、減少幅が急速に拡大していることが分かりました。
2022年、中国の幼稚園数は前年より5610園減少しました。一部の専門家は、幼稚園の数と人口はさらに減少すると予想しています。
(翻訳・吉原木子)