今年7月末から8月初めにかけて、北京の放水により、河北省涿州市の住民は大きな被害を受けました。大きな被害を受けました。ネット上では、涿州市が現在、洪水の時よりもひどい状態になっている、村にはゴミの山が積み上げられ、大量の建物はまだ浸水しており、村全体が泥臭く、空気も悪臭が充満していいます。多くの住民の家が破壊されたため、帰る場所がなくなり、生活はますます困難になっているという情報が出回っている。

 あるネットユーザーは21に、「涿州市のことをまだ覚えていますか?1か月半後には、洪水の時よりもひどい目にあいました」という記事をX(ツイッター)に投稿しました。投稿された写真によると、大量のごみがまだ水の中に浸かっていることが分かりました。記事には、涿州市は洪水に見舞われてから1か月半を経過しました。これらのごみは、全部の10分の1に過ぎず、しかも、ゴミを運び出す作業が1か月半も続いています。これで住民たちの家に残したものがわずかしないことを想像できるでしょうと書かれています。

 記事はまた、天気はますます寒くなっており、昨日、寒くて寝ている間に足が凍ってしまいました。仮設のベッドは小さくて、とても寝づらいです。また、水漏れが続いているため、床がずっと乾いておらず、秋の服は泥だらけで、仕方なく、捨てるしかできません。放水のせいで、村では多くの人がなくなりました。生きている人の生活もますます困難になっている。近隣の住宅の地盤が沈下し始めたため、全部壊して、建て直すしかできません。再建に多額の費用がかかってしまいます。数千元の補助金は焼け石に水にすぎません。放水は正直天災ではありません。放水のせいで大量の家屋が倒壊し、人々は帰る場所を失い、鬱憤はどうやって晴らしますかと書かれています。

 また、涿州市の住民の現在の生活を暴露する記事もあります。「涿州市水害か1か月後の私たちの生活」と題した記事では、7月30日から村を離れる村民が現れました。現在、村には水と電気がありますが、107国道は街灯がなく、車を運転する時は道がよく見えません。村に入ると泥の臭いがします。また、発熱した人も現れました。医者に尋ねたところ、村はあまりにも汚いため、村人の発熱はウイルス感染に関連していると言われましたと暴露しました。

 記事はまた、家の中は、1階の床、ガラス、壁などはすべて水に浸かっており、家の中は常に湿気ており、1階で寝ることはほぼ不可能で、2階の床もますます寒くなっています。しかも、ほかに住む場所もありません。多くの村人は村を離れています。

 涿州市の民衆の現在の境遇について、多くのネットユーザーは、「肝心なのは来年どうするかのことです」、「涿州市の同胞たちがどんな生活をしているのか想像できません」、「他の省や市で引っ越したほうがいいと思います。もしかしたら来年、もう一度放水をするかもしれません」とコメントした。

 また、「政府は辞任すべきです」、「あの連中は一体何をしているんですか? 外国の人にあげるお金があって、自国の人に使うお金がないのでしょうか?」、「人民のために奉仕する中国共産党は今何をやっているのですか」、「本当に心が痛いです。まるで生き地獄です」とコメントしたネットユーザーもいます。

 大紀元の報道によると、河北省で発生していた洪水は、中国共産党当局が予告せず、放水したによるものであり、河北省の住民や企業だけではなく、現地の駐屯部隊ですら逃れられなかったといいます。河北省当局は11日、災害により、29人が死亡し、16人が行方不明になったと発表し、広く疑問視されています。

(翻訳編集・吉原木子)