蔡英文氏の写真の所有権は中華民國總統府に帰属します。

 1月11日に行われた中華民国総統選挙で民衆は一国二制度を投票で拒否し、蔡英文が史上最高得票数で総統に再選された。一方、一党独裁を固守してきた中国共産党は、台湾選挙の結果に極力触れたくなかった。

 蔡英文総統が史上最高得票の817万231票で再選された際、中国の国営メディア新華社通信は、短い文で報道した。「台湾地区指導者11日の選挙結果は、2位の中国国民党・韓国瑜立候補が敗北を認め、得票1位の民進党・蔡英文が再選されたことを意味する」。

 これに対し、中国のネットユーザーは「(新華社の)編集者は、かわいそうに捏造の報道もできず、なるべく読者の注意をそらすような記事を書かなければならず、ビクビクしながら相等斟酌(しんしゃく)したんだろう」とコメントした。

 中国国内のメディアは台湾の総統選挙の報道を控えているが、「蔡英文が台湾総統に当選した」というキーワードは11日夜、ウェイボーの検索ランキングトップ10に入り、12日午前も14位にとどまっていた。台湾選挙に関する議論に参加したネットユーザーが3万人を超え、議論の内容を読んだ人は2億人近くに及んだ。

(翻訳・柳生和樹)