ドイツ在住の法輪功学習者である丁楽斌（てい・らくひん）さんは、彼の両親が中国共産党（以下、中共）によって不法に拘禁されていることに国際社会の関心を呼びかけている。最近、日本の地方議会議員たちは声明を発表し、中共当局に対して、丁氏の父である丁元徳（てい・げんとく）さんおよびほかの法輪功学習者を即座に釈放するよう要求した。

　今年5月12日の早朝5時ごろ、10人以上の警察官が丁さんの家に駆け付け、彼の両親に手錠をかけ、強制的に連行し、拘禁した。その後、丁さんの母親は釈放されたが、父親はまだ拘禁されている。

　9月5日の午前11時、逗子市議会の丸山治章議員、前綾瀬市議会の笠間昇議員、茅ヶ崎市議会の水島誠司議員は、中国駐日本大使館の前で共同声明を発表し、中共当局に丁元徳さんを即刻釈放するよう要求し、声明文を同大使館に提出した。

　議員たちは11日、東京中央郵便局を通じて、手書きの忠告書を中国駐ドイツ大使館に郵送した。

　現在、ドイツ、チェコ、ベルギーなどの国々と欧州議会の多くの議員が、中国駐ドイツ大使や中国国内の政府関係者に手紙を書いて、法輪功学習者への迫害を即座に停止するよう要求している。

　議員の丸山治章先生は、中共による法輪功学習者への迫害は絶対に許容できないと述べ、この救出活動を通じて、日本社会や国際社会が中国で不法に拘禁されている法輪功学習者に対する関心を高め、共同で中共の悪行に対抗したいと強調した。

（翻訳・吉原木子）