近年、中国の不動産市場の急速な崩壊に伴い、経済は厳しい挑戦に直面している。最近、多くの不動産所有者が無料で家を提供し、無条件で公証と名義変更に協力したいとなっている。
ネット上で出回っているスクリーンショットによると、広東省惠州市のある高級住宅に住んでいる所有者の一人が、「現在、自分の家を無料で提供し、頭金と4年間の月々の支払いを完了し、供給を中断していない。隣人や友達がこの家を望む場合、プライベートチャットで連絡してください」と述べた。この所有者はまた、頭金が20数万元(約400万円)に達し、既に4年分の住宅ローンを一切受け取らないことを厳格に約束し、公証と所有権移転に無条件で協力すると述べた。
これに対して、一部の隣人は「それは非常に惜しいことではないか」と述べ、この所有者は「何も惜しむことはない、ただ継続する必要はないと思うのだ。誰かが欲しいなら私に連絡してください」と回答した。
別の報道によると、鄭州市では現在、住宅ローンを移転したい人々が大量に現れている。これらの所有者は頭金を受け取らないだけではなく、10万元(約200万円)程度の手数料を払って、手元の住宅を売却し、住宅ローンの負担から逃れたいという。
今年以来、中国の不動産市場では恒大集団、碧桂園(カントリーガーデン)など債務不履行になることが頻繁に発生している。財信伝媒の謝金河会長はこれが中国の資産バブル化の最終段階であると指摘した。
「ここ数か月、中国の不動産バブルが崩壊し、人民元対ドルの為替レートが7.3の関門(1ドル=7.3人民元)を突破し、政府は若者の失業率を公表しなくなり、地方政府は債務危機に陥り、株式市場も急落している。30年に一度の大変革が現在、目の前で行われている」
少し前に中国当局によって放送禁止となったドキュメンタリー映画「私は未完成物件に住んでいる」が、YouTubeにアップロードされた後、すぐに注目を集めた。インタビューを受けた人々が、建設業者から住宅を引き渡されず、毎月銀行のローンを返済しなければならないプレッシャーに直面していることを述べた。
このような状況下で、不動産を購入した多くの人々は、銀行のローンを返済できないため、購入した不動産を他の人に無償で渡そうとしている。そのため、現在、中国ではこういう特殊な人々が現れている。
一部のネットユーザーは、このような現象は鄭州市に限らず、全国で大規模に現れていると暴露した。
(翻訳・吉原木子)