福島第一原子力発電所の処理水を海に放出することをきっかけに、中国では再び「反日運動」が巻き起こっている。さらに、日本車を壊す事件も発生している。
中国のSNSで出回っている情報によると、西安である人が車で帰宅途中に、通りがかりに車を壊された。「どうして車を壊したのか」と尋ねると、「日本車は壊すべきだから」と答えたという。
また、26日に成都で開かれたモーターショーでは、レクサスのブースに「日本降伏」と書かれたTシャツを着た男性が現れ、ショーを妨害した。しかし、この男性は周囲の群衆から極端な民族主義者として非難された。
さらに、ある若い大学教師は、昨年の授業での発言がネット上で攻撃され、辞職せざるを得なくなった。
現在の中国の熱狂的な極端な民族主義について、多くの理性的な中国のネットユーザーは懸念を表明しており、「多くの生活の失敗者は『愛国』という言葉を聞くと、すぐに理性を失った。これらのいわゆる『愛国者』は、車を壊すだけでなく、日本の企業や店、さらに自国の同胞にも矛先を向ける可能性がある。漁師たちを見てみればわかる」とコメントした。
(翻訳・吉原木子)