中国当局はこのほど、処理水のことを利用して、反日感情を煽り、多くの小粉紅が日本国内の公共機関や店に嫌がらせ電話をした。

 駐中国日本大使館は25日、公式ウェイボーアカウントで、関連のない日本国内の個人や団体が中国からの嫌がらせの電話を次々に受け取り、これを犯罪行為であると非難した。

 大使館はまた、嫌がらせの対象が店舗であれば経済的損失を引き起こす可能性が非常に高く、救急医療機関であれば人命に関わる可能性があるため、中国当局に法律に基づいて厳格な対処を要求した。

 福島県の地元メディアによると、福島県で4つのラーメン店を経営している男性は25日、中国からの嫌がらせ電話を受け続けた。4つの店舗に合計で約1,000通の電話があったという。

 岩手県久慈市の水族館も26日、ツイッターで、中国から処理水放出に関する苦情の電話がきているため、業務に支障が出ないように、このような電話にはもう対応しないとツイートした。

 中国のネット上で出回っているスクリーンショットによると、ある「小粉紅」とみられる人物は日本の電話番号に電話をかけ、不満をぶちまけたことが分かった。
「どこでこれほど多くの日本の電話番号を見つけたの?」という質問に対して、地図から見つけたと答えた。

 ツイッターでは、多くのネットユーザーが「頭がおかしい」、「結局、国際電話は自分のお金を使っているのではないか」と批判した。また、日本の店舗や公共機関において嫌がらせの電話を受けた人々に対して、「+86をブロックすればいい」、「六・四天安門事件や法輪功の真相を再生すればいい」とアドバイスする人もいた。

(翻訳・吉原木子)