福島第一原子力発電所は24日、トリチウムなどの放射性物質を含む処理水を海に放出し始めた。中国当局は直ちに日本からの水産物の輸入を停止すると発表した。同時に、公式メディアが処理水の危害を高らかに宣伝したため、民衆の海産物に対する恐怖感を引き起こし、中国の漁師に大きな打撃を与えた。
中国公式メディアの報道によると、日本が処理水を放出した初日、ネットで生中継しながら海産物を売っている多くの中国の漁師が中国のネットユーザーに罵倒された。その原因は、多くのネットユーザーは海産物が処理水の汚染を受けることを恐れている最中、これらの漁師が大量に海産物を販売しようとしているため、中国のネットユーザーの怒りを引き起こした。
ある漁師が生中継で、「私たちは他の誰よりも辛い。15年間頑張ってきたことが、2時間だけですべて失ってしまった」と述べた。また、実際の試食を通じて、自家の海産物が本当に問題ないと証明したい漁師もいた。さらに、一部の漁師はこれからの生活が危機に瀕していると述べた。
これに対して、一部のネットユーザーは、「漁師たちの生中継をいくつか見たが、コメント欄には侮辱的な発言がいっぱいあった。本来、休漁期が終了すれば、漁師たちは海に出て、新鮮な海産物を楽しみにしていたのに」
「では、中国の漁師はこれからどうなるのか、将来、誰も海産物を買わないようになるかもしれない。今しか売れないのに、結局、非難される結果になってしまう。本当にかわいそう」
(翻訳・吉原木子)