中国共産党(以下、中共)当局は、国際政治での影響力を高めるために、国外に対して多額の資金を提供し続けている一方、国民の不満を無視している。多くの中国人は、当局は外国人を優先し、自国の国民は外国人よりも重要ではないと感じている。
公開された資料によると、中国貧困扶助基金会は2015年にエチオピアの52校の11,483人の貧しい生徒に無料の食事を提供し始めた。また、ミャンマーでは貧しい子供たちに牛乳、小麦粉、高エネルギー食品など、一人当たり年間300ドルの栄養支援を行った。このプロジェクトの予算は3億ドル(約437億円)に達したという。
ミャンマーの貧しい子供たちが中国当局から牛乳、小麦粉、高エネルギー食品などの栄養パックを援助される一方、中国の山の奥の子供たちはミャンマーの貧しい子供たちほど恵まれていない。ネット上で出回っている動画によると、山の奥で生活している子供たちの昼ご飯は、白いご飯とスープしかないことが分かった。
「AidData」のデータによると、2000年から2014年までの15年間に、中国が140カ国に提供した経済援助と借款の累計額は3620億ドル(約52.7兆円)に達したという。
(翻訳・吉原木子)