中国経済の低迷により、国民の生活はますます困難になっている。最近、中国各地で集団ストライキや暴力事件が頻発している。一部のネットユーザーは、中国共産党の独裁統治下で、人々の生活はとても苦しく、人々は爆発寸前の爆弾のように一触即発の状態だとコメントした。
山東省泰安市で16日、バス運転手が集団でストライキを行った。地方財政の問題で彼らは7ヶ月間も給料を貰っていない。
山東省だけではなく、深センで数千人の従業員を抱える「新安電器」の工場は15日、一夜にして解散した。5月には、積立金問題を巡って集団でストライキを行ったこともある。地元のネットユーザーは、深センでは多くの会社が賃金を払えない状態になりつつある。年末には多くの企業が倒産する可能性があるとコメントした。
一般の労働者だけではなく、デリバリー配達員たちも反抗の声を上げている。ネット上で出回っている情報によると、江蘇省常州市金壇の吾悦広場で10日、あるデリバリー配達員は電動自転車を駐車場に止めたところ、吾悦広場の警備員に電動自転車をロックされた。結局、多くのデリバリー配達員が集まって、集団抗議を行った。
これに対して、多くのネットユーザーは、「今のデリバリー配達員たちは、現代の「丐幇(中国の大衆小説である武俠小説に登場する、乞食によって構成される幇会(民間秘密結社)である)」となっている。彼らは既に組織化されており、手を出すべきでない存在になった」とコメントした。
また、「人々は住宅ローン、失業、医療費用などに追われている。しかも希望が見えず、景気が日々悪化している中で、何かトラブルが起きるとすぐ爆発しまう」とコメントしたネットユーザーもいた。
(翻訳・吉原木子)