中国共産党(以下、中共)当局は北京、雄安新区を守るため、大量の洪水が河北省に流れ込み、涿州市、覇州市は深刻な被害を受け、100万人以上が避難を余儀なくされた。河北省覇州市で5日、数百人の市民が市政府の前に集まり、抗議を行った。

 ネットユーザーが投稿した動画には、数百人の霸州市民が市政府の前で抗議活動を行い、当局が予告なく「泄洪(水門を開いて洪水を放出する)」したことに抗議する様子が映っている。抗議市民たちは「家を返せ!洪水の原因が明らかにわかっているのに、雨のせいにする」と書かれた横断幕を掲げ、当局に損害賠償を求めた。

 中国中央テレビは4日、覇州市が冠水したのは、豪雨によるものだと報じた。この報道は、多くの市民の怒りを引き起こし、「私たちは家を失い、家族が散らばって避難を余儀なくされ、一生懸命守ったものはすべて洪水に流された。結局、公式の報道では、雨のせいにした。もう、これ以上我慢できない。皆、立ち上がって、公正な対応を求めよう!」、「メディアが事実を公然と改ざんし、責任を逃れるのは許せない」とコメントした。

(翻訳・吉原木子)