北京では豪雨により、西部と南部に位置する門頭溝と房山区で洪水被害が発生した。連日の激しい雨による鉄砲水が門頭溝を襲い、多くの村が破壊され、無数の車両が洪水に押し流された。
中国公式メディアの報道によると、1日午前6時までに豪雨で11人が亡くなり、それぞれ、門頭溝区で4人、昌平区で4人、房山区で2人、海淀区で1人である。行方不明者は27人に達したという。
しかし、公式のデータに対して、多くのネットユーザーが疑問を呈し、「門頭溝で大量の車が洪水に押し流され、多くの車にはまだ人が乗っている。道路脇で溺死してしまった人が複数いる。公式のデータは信じられない」と述べた。
ネットユーザーが投稿した動画には、洪水後の門頭溝は一面の荒廃となり、川や道路は洪水によって破壊され、廃鉄と化した車両が散乱している様子が映っている。
(翻訳・吉原木子)