黒竜江省チチハル市第34中学の体育館の屋根の崩落事故で、少なくとも11人が死亡した。事故が発生して以来、多くの人々が自発的に現場に訪れ、亡くなった無実の若い女の子たちを追悼した。
花、ろうそく、缶詰、そして子供たちが好きなお菓子が第34中学校の前の道路に沿って一杯に置かれている。
一方、現時点で、当局はこの悲劇に対して何の慰問も行っていない。むしろ、言論統制を強化しており、警察官らは事故現場で写真を撮る民衆に「写真を撮るな」と大声で叱責した。また、現場の花やろうそくなどを片付け、市民の移動を厳格に管理し始めた。
さらに、2000キロ以上離れた上海のチチハル路周辺の花屋はなんとすべて閉店し、営業を停止している。多くのネットユーザーは、当局は花さえも怖がっている。恐らく「白紙革命」のように「鮮花革命」が醸成されつつあるとコメントした。
昨年11月、ウルムチであるアパートが火災を起こし、中国の「ゼロ・コロナ」政策により、住民が脱出できず、40人以上が焼死したという事件があった。その後、上海のウルムチ路で「白紙革命」が勃発した。
テクノロジー・シドニー大学の中国問題専門家である馮崇義(ふう・すうぎ)教授は、中国がこれほど大きな事件を起こしているので、責任者に対して問責するべきだが、現時点では当局は何も行なっていないため、民間や社会は不満で怒っている。しかし、市民が怒りを表現する手段は非常に限られている。大規模な集会やデモを行うことはできず、仕方なく、彼らは花を献げるという、非常に無力な方法を取っていると述べた。
(翻訳・吉原木子)