中国共産党(以下、中共)当局が軍事的圧力を強め、台湾への嫌がらせを続ける中、台湾軍は26日、桃園国際空港で防空着陸演習を初めて実施し、敵軍を撃退するシミュレーションを行った。

 台湾国防省は、この演習は台湾軍が中共軍の侵攻に対する多部門間の連携と緊急対応能力をテストすることにあると述べた。

 26日に行われた演習は、台湾桃園国際空港で実施され、今年度の主要な演習である「漢光39号」軍演の一部であり、目標は基礎インフラの保護と敵船の殲滅で、重要な水路を確保することである。台湾国防省によると、今回の演習には、「AH-64 アパッチ」を含む6機の戦闘機と約180人の兵士が参加したという。

 同時に、蔡英文大統領は北部の桃園市での石油精製所が物理的およびサイバー攻撃を受けた場合を想定した演習に出席した。蔡氏は、「私たちは脅威に直面した際に迅速に回復し、運用の中断を最小限に抑えることができるように、台湾の災害対応能力を引き続き強化する必要がある」と述べた。

 蔡氏はまた、軍の近代化を最優先課題とし、台湾独自のジェット戦闘機や潜水艦など、さまざまな防衛プロジェクトを推進すると述べ、蔡氏は何度も、中共軍が侵攻すれば、台湾の民主主義と自由を守ると誓っている。

(翻訳・吉原木子)