甘粛省張掖市山丹大仏寺で24日未明、火災が発生し、一面の廃墟となった。

 ネット上で出回っている動画には、現場はすでに一面の廃墟となり、大雄殿(だいゆうでん)は完全に焼失して、泥塑(でいそ)の坐仏からは白い煙が上がっている様子が映っている。

 公開資料によると、山丹大仏寺は張掖市山丹県の市街地から西に5キロメートルの高い山の麓に位置しており、北魏時代(西暦425年)に創建され、1500年以上の歴史を持っている。この寺は何度も戦火に遭い、たびたび再建されてきた。

 山丹大仏寺の大雄殿は全木造構造、瑠璃瓦の屋根で、高さは39メートルであった。坐仏の高さは35メートルで全身に金箔が施されていて、高さ約3メートルの蓮花座に座っている。

 山丹大仏寺は4A級の観光名所となっており、毎年、農暦の4月4日には山丹大仏寺で盛大なイベントが開催され、多くの観光客が訪れ、非常に賑やかだった。

(翻訳・吉原木子)