中国の武漢ウイルス研究所が米国連邦法規に違反しているとの審査結果が出た後、バイデン政権は米国政府から武漢ウイルス研究所へのいかなる資金提供を停止した。

 『ブルームバーグ』18日の報道によると、米国当局は17日から、武漢ウイルス研究所に資金提供を停止する決定を通知したという。

 米保健福祉省の報道官は、「武漢ウイルス研究所はもはや1ドルの連邦資金を得ることはない」と述べた。

 2014年から2019年の間、米国政府は米国国際開発庁と米国国立衛生研究所(NIH)を通じて、武漢ウイルス研究所に140万ドル(約1.95億円)の資金を提供した。この研究所は中国の新型コロナウイルス大流行が発生した都市である、武漢市に位置しており、NIHからの資金援助は主に新型コロナウイルスの機能獲得研究に用いられている。

 バイデン大統領が6月、米連邦政府に機密解除の報告書を発行する権限を与えた。
関連する複数の報告によれば、武漢ウイルス研究所で働く複数の科学者が2019年秋に発症し、この研究所では安全プロトコルを守らないことがしばしばあった。米国の援助を受けて、新型コロナウイルスの研究を行っていた研究者である胡犇氏は、中国の科学者の中で最初に症状が現れた人物の一人であるという。

 専門家や政治家の中には、まだ明らかな結論はないが、武漢ウイルス研究所は世界を襲ったウイルスの起源であると主張する人が大勢いた。

(翻訳・吉原木子)