中国共産党(以下、中共)のでっち上げ宣伝はしばしば発覚し、民間の笑いの種になっている。最近、河南の街頭で市民が警察官に水を届けるという動画は、でっち上げ宣伝だと発覚した。
ネット上で出回っている動画には、白いスカートを着た少女が警察官に水のようなものを渡している様子が映っている。しかし、驚いたことに、警察官は水を受け取った後、少女に返した。カメラが移動すると、近くで誰が撮影しているのかが分かった。恐らく先の「演技」に不満があったため、撮り直しを求めていた。
中共のでっち上げ宣伝は頻繁に暴露されている。今年の2月、インスタグラム(Instagram)ユーザーである「Mutlu Aile Sırları」氏は、中国政府からの多くのメディアが「資金を寄付する」ことで、トルコの人々を自国に反対させようとしていると、トルコの被災者が現地メディアに暴露する動画を投稿した。さらに、これらの中国メディアは、トルコ政府を中共と比較し、トルコの人々に中共政府と中国の救援隊を称賛させようとした。
中共のでっち上げ宣伝は数多くあり、一部は政治宣伝のため、一部は政治弾圧のためだ。そのうち、最も広く知られ、影響力のあるのは、2001年1月23日に中共当局が天安門広場で自己焼身事件を仕組んだことだ。この事件は法輪功を中傷し、一般の人々に対して法輪功に対する否定的な印象を持たせ、法輪功を打撃する正当性を確立することを目的としていた。
新唐人テレビ制作のドキュメンタリー映画「偽火」では、この自己焼身事件の疑問点を詳しく指摘した。例えば、焼身者の劉春玲さんは自焼時に不明な男性に鈍器で頭を強打された。また、警察は通常、消火器を持ち歩くことはないが、中国公式メディアが放送した動画によると、自己焼身事件の当日、現場には2台の警察車しかなく、最寄りの建物から現場まで最短で10分ほどかかるが、自己焼身事件が始まってから、炎が完全に消し止められるまでわずか1分しかかかっていなかった。さらに、自焼した少女は気管切開手術を受けた直後、すぐにインタビューを受け、歌を歌った。
米誌「国家評論」労働改革研究基金会のアン・ヌーナン氏は、「中国政府が自己焼身事件を仕組んで法輪功を中傷するという説は無理があるものではない。なぜなら、中共当局は2001年7月に中共建党80周年を祝う前に法輪功を根絶させることを誓っていたからだ」と述べた。
(翻訳・吉原木子)